はらぺこ本屋

新しいお話を書きあげてみました。

骨さえ見えてきていないお話に意識を飛ばして、約三日。
粗くも形になったお話が、こちら
→「頭を抱えた羊」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3846976（Pixiv版）
http://slib.net/31736（星空文庫版）
一文がちょっとくどいので、縦読みがおすすめ（星空版で選べます）です。
お暇な時にでも、お付き合いください。

続きでは話の思い付きと登場人物について、つらつら書いています。興味のある方は、どうぞ(๑′ᴗ‵๑)

[0回]

気付けば、5月も後半を迎え、手を出している「桜」を登場させようとしているお話も、例のごとく大きく時期が外れたなぁと思い始めた頃でした。
あれ、そんなことより23日って何かあったような気がする……ぼんやりtwitterを眺めていた私は、頭を掠めたふわふわとした疑問に一瞬、考え込みました。
そして、他の方が呟かれた内容を見て思い出したのです。

キスの日じゃん、と。もう明日じゃんかよ、と。

去年初めて知って、ちょっと流れに乗ってみようと短いお話を書いたときに、イベントごとに合わせて、何かを書きあげることの面白さを私は知りました。
来年も、何か書いてみよう。
そして、実行。

去年と同じ登場人物でいいかなとも思ったのですが、お話が浮かばず断念。（彼女には春を呼ぶことができませんでした）

気を切り替えて、もう一度。
そして、暴れ出したのが「フトン」君でした。

「夜という文字を使わずに夜が来たを文学的に表現してみろ」
　さぁ、大人の時間です。良い子は――なんてもう古いのでしょうか。「ふとん」君は愛しのあの子を待ち焦がれながら、考えます。今日の彼はお日さまの力を借りて、ちょっぴり強気です。

twitterでお世話になったタグから、彼だけが生まれていました。
ちょうど恋をしているし、書いてみよう。

独りじゃ可哀そうだから、友達がいるなぁ。布団は寝るものだから、寝るときは、電気……はダメだ仲悪い。お月さまは神聖だな、布団君じゃ頭が上がらない。太陽も――以下同文。
あ、ヒツジだ、ヒツジがいい。

とっかかり始めると、意外とすんなり、まとまりました。
フトン君は残念なイケメンを思い描き、ヒツジ君は「羊＝執事？」という洒落？が好きなので、スーツを着せました（本文中ではネクタイの描写しかありませんが）
そして。やっぱりお猫様は必要だろうと、半ば強引にヒロイン枠を準備。
気付けば、なかなかの長さのお話になりました。「全ては我が手」ほどの長さになるかなと思っていたのですが、どうなるか分からないものですね。
妙に現実味がない感じの世界になってしまったので、今まで以上に読みにくいかもしれません。
でも、書けて本当に満足している私には、なんだかんだお気に入りの作品となりました。